イギリス滞在中の我らがS校長が一時帰国され、
本場仕込みの製本を教わるワークショップがありました。 ワークショップの日の朝、校長からの電話で目が覚めました。 寝ぼけたまま電話に出ると、 「Nちゃん、言い忘れてたんだけど、今日金づち持って来てね!それじゃ後でね♪」 「…ハ、ハイ…」 返事をするのがやっとでした。。。 後から金づちは丸背を作る時使うと判明するのですが、 あまりの衝撃に一気に目が覚めました。 (今日の会場はG荘だったか!?と思わず資料を見直しました) 今回習うのは「multi section sewing」というもので、 いくつかの折丁(セクション)を麻糸で綴じ、 カバーをつけます。 (校長のブログにもイギリスで習っている様子が掲載されています。) 折丁を90度に開いて、45度の角度で目打ちを刺すと、 位置がずれません。 リボンをずれないように机のへりに貼り付け、折丁をとじていきます。 リボンの部分は下の糸をすくうのを忘れないようにっと。 間違えずに綴じると、V字が並ぶ「ヘリンボーン(ニシンの骨)」柄になります。 なってる?なってる? イギリスでは強すぎずゆるすぎず、 ほどよい糸の状態を “nice & taut(糸がぴんと張った)” というのだそうです。 そしていよいよ!金づちの登場! 綴じた背を金づちで叩きながら 小口を指でぐぅ~っと押しこみ、 丸くしていきます。 いよっ!校長! カバーは校長が持ち帰ったロンドンのWilliam Morris Galleryの紙を使いました。 どれもステキで、選ぶのに迷いました。 完成した本はこちら。 うーん、美しい♪ イギリスの香りがいたします。 校長!またぜひぜひ Book bindingのクラスをお願いします! 帰国を首をながーくして お待ちしています。 しかーし!帰国を待たずして今まさにイギリスに渡っている研究員が! S研究員とS子研究員の2名が カリグラファーAnn Hechleのワークショップに参加いたします。 しかもさすが研究員、Annのワークショップのみならず S子研究員は製本家のアトリエでのレッスン、 S研究員は「あの」あこがれの本の町、ヘイ・オン・ワイへ 乗り込むとのこと。 二人ともレポート期待してるからね!
by seihonlab
| 2010-09-25 21:27
| 特別学会
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